実力主義の世界の実情

システムエンジニアは人員・予算・進捗を管理しながらシステム設計を行う。プログラミング完了後にはテストを行い、正常に作動するかチェックし、問題が発生した場合に修正やクライアントへの説明を行うのも重要な仕事である。

高度な技術が必要だが自分の市場価値を高めれば男女年齢問わず評価される、実力主義の職種と言える。

システムは余程のことが無い限り期限内に提出しなければならないので、残業・徹夜・休日返上が多くなっている。そのため体力やプライベートの時間が取れないことで苦労する人も多いようだ。特に女性は出産・育児に対する制度が不十分な企業がまだまだ多く、プライベートとの両立が難しいかもしれない。企業によっては男性と比較される職場もある可能性もある。

実力主義の職種なので勤務して3~5年程度で重要なプロジェクトを任せられなければ適性度は無いとさえ言われることもあるようだ。常に新しい技術が発信され続けるので日々勉強しなければならない。それをシステムエンジニアの醍醐味だと感じる人もいるが、苦労する人もたくさんいる。
また、システムに問題が生じた場合にクライアントへの説明や謝罪を行うのもシステムエンジニアであるが、謝罪などを行う一方で現実的な解決策を提案し、合意を得なければならない。優れたコミュニケーション能力が必要となる。

高度な知識と技術の維持・コミュニケーション能力・体力とあらゆるものが必要となるが、努力さえすれば高い評価と収入が期待できる。